2012.07.19 Thursday
記帳って何?どんなもの?
記帳する帳簿としては下記のものがあります。
手書きの帳簿は文具店やネット通販で入手できます。
エクセルのテンプレートを使用すると、めんどうな集計作業が自動でできます。無料テンプレートのサイトにリンクを貼っておきますのでご覧下さい。ネット上には他にも無料のテンプレートサイトがありますので、気に入ったものを見つけて使用されると良いでしょう。

得意先ごとに、売上欄には納品書の内容をそっくり転記したもの。締日で集計して請求書を作成しますが、納品書の集計金額と売上帳の請求金額のどちらも合っているかチェックします。
入金欄には銀行口座への入金額、差し引かれた振込手数料、手形金額、仕入との相殺金額、指定納品書等、相殺物品の名称と金額を個別に記載して該当月の請求合計金額とあっているかチェックします。前月繰越金額+当月請求金額−当月入金欄合計が取り決めた契約通りか再度チェックします。
(半金振込・半金手形とか翌々月決済など)

仕入先や外注先ごとに、売上帳と同様に記載します。支払欄で売上帳と違うところは、振込手数料を差引して振り込む(振込手数料相手負担)か、こちらで別途負担するかで記帳方法が変わることです。
1,000,000円を支払うのに、振込手数料630円を引いて999,370円とすると、仕入帳には1,000,000円(999,370円+振込手数料630円)と記載し、1,000,000円と振込手数料630円を支払った場合は、仕入帳には1,000,000円だけ記載し、振込手数料は記載しません。
売上代金は振込手数料を差し引かれて振り込まれることが多いので、仕入代金も振込手数料を差し引いて振り込むことが多いようです。

銀行口座ごとに、繰越額、入金額、出金額 残高を通帳通りに記帳します。
売上代金の振込は振込手数料を差引した金額が通帳の入金欄に記載されているはずです。仕入代金の振込は、どちらが振込手数料を負担するかで、通帳の出金欄は999,370円、630円の場合と1,000,000円、630円の場合に分かれます。
当座預金は、小切手払いの場合は振出日で記帳しますので、相手が小切手を銀行に持ち込んだ日とずれます。銀行帳と残高照合表のチェックと、ずれの原因を記載する必要があります。

現金は最も管理が難しい帳簿です。繰越額、入金額、出金額 残高を記帳しますが、実際の現金残高との照合を常にしておかないと、合わないことがしばしばあります。
売上代金はすぐに銀行に入金し、支払いはポケットマネーでの立替はできるだけ避け、記帳もマメにします。

受取手形、支払手形の振出日、振出人、裏書された場合は受取人、金額、支払期日、支払銀行を記載し、裏書や割引をした場合は顛末欄に日付と裏書先、割引先を記載します。期日決済が終了したものにチェックを入れる欄も必要です。

給料明細書の内容を一覧表形式にしたものです。
得意先や仕入先が多くなると帳簿に加えて集計表を作成して管理することになります。
有料の売上請求、仕入管理、出納帳ソフトを利用するのも便利です。
ビズソフト株式会社 などはお勧めです。当事務所では記帳指導や会計ソフトとの連動にも対応しております。